ブログ・発見の発見/科学と言葉 [2006年12月~令和元年まで]

2020年6月22日、本サイトの更新と過去の記事はhttp://yakuruma.blog.fc2.com/ に移転しました。当面、令和元年までの記事が残されています。

以前のタイトル:ブログ・発見の「発見」―科学上の発見から意味を発見―

2007年に本ブログを開始したときは、ウェブサイト上の科学に関するニュース記事(BBCニュース、ニューヨークタイムス、および日本の有名新聞サイト)に関するコメントとして記事を書き始めました。現在、当初のようにニュース記事に限定することなく、一般書籍や筆者自身の記事を含め、本ブログ記事以外の何らかの科学に関わる記事に対するコメント、具体的には感想、紹介、注釈などの記事を書いています。(2019年4月)

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

鏡像の意味論その19 ― 像、光、および物体、三者の相互関係からの推論(2 - 続)― Gardner説の矛盾 ― 対掌体と鏡面対称の違い

以下、前回にそのまま続きます。【今回のキーポイント】 鏡面対称と対掌体対とは明確に区別しなければならない ところで、Gardnerの主張の矛盾は何に由来するのでしょうか。この矛盾はよく考えると非常に重要な問題であることに気付きました。まずこの矛盾を…

鏡像の意味論その19 ― 像、光、および物体、三者の相互関係からの推論(2)― 比較プロセスは思考プロセスであり、任意選択を含む

【今回の要点】 比較プロセスは思考プロセスであり、選択肢からの選択プロセスが含まれる。 回転、移動、逆転、反転、変形、変換などは比較を行なうための操作、手順であるか、差異の表現形式でもある。 鏡は、物体を光源とする光を反射することで鏡像の成立…

鏡像の意味論その18 ― 像、光、および物体、三者の相互関係からの推論(1)

【今回のキーポイント】 鏡映反転のプロセスには鏡映対をなす2つの像が成立するプロセスと、この2つの像を比較するプロセスとの2つの主な要素に分けられる。前者は基本的に幾何光学的プロセスであり、後者は認知プロセスである。 2つの像を比較すること…

鏡像の意味論その17 ― 常に像、光、および物体、三者の存在を想定しなければならないこと

【今回のキーポイントまたは結論】 鏡映反転を含め鏡像の問題はすべて立体像すなわち三次元の像を基本として考察しなければならない 先回には像、光、および物体、三者間の区別の重要性について考えてみましたが、今回は鏡像の問題を考える際には必ずこの三…

鏡像の意味論その17〜19

ブログ『意味の周辺』に4月18日から今月7日にかけて掲載済みの「鏡像の意味論その17」から「その19」までを多少編集、変更を加えて一括して掲載します。多少長くなりますが、作成順になりますので読みやすくなっていると思います。なお「その19」に多少重要…