2008-01-01から1年間の記事一覧
科学上の発見のニュースと言えるものは、大抵は専門誌に掲載されたとか、発表予定であるなどの契機でで公開されることが多いが、記事の書き方、表現の仕方はその都度、微妙に違っている場合がある。多くの場合はそういう論文が発表された、とか、そういう内…
中国における歴史時代の気象に関わる非常に興味深い研究がBBCニュースで報道されている。(08/11/06) Monsoon link to fall of dynasties (B)この記事で取り上げられた研究は有史以来の気候の調査研究として非常に興味深いものであって、この専門分野内で現実…
前回18日の記事で触れた、日系ビジネスウェブサイトの記事、日本にノーベル賞を出すもう1つの理由 の続編が次々と公表され、興味深い内容から当然のことと思うが、大きな反響を呼び起こしているようである。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/…
最近の科学ニュースで、特に日本で最大の話題はなんと言っても今年のノーベル物理学賞と化学賞受賞者決定のニュースになってしまう。日本の科学ニュースサイトでは何れも、多くは短いが、何本もの記事が掲載されている。ただ今回の受賞対象の研究は何れも何…
今週、ニューヨークタイムズの科学欄では医学情報に関する記事の特集が組まれていた。色々な記事があり、日本にも共通するような、社会の変化や保険の問題にまつわる歪みのような問題や、医師、医療機関との選び方、つきあい方のような記事や、健康について…
(この記事は最近のニュース記事に即した記述をするという趣旨からは若干ずれており、本来、以前の記事に対する自己コメントとして綴るべき内容かも知れませんが、前々回、前回と、クオリアについて触れたこともあってその続きとしてあえてここに掲載します…
引き続き、脳科学と銘打たれるもののみならず、一般の心理学、あるいは医学などの分野を含めて心身に関わる興味深い発見の科学ニュースが次々と出てきている。 その中で次のNYタイムズのニュースは、心身症的な印象が強い過敏性腸症候群についての考え方の変…
今月初め頃になるが、BBC科学ニュースに次の様な発見の記事があった。 (08/08/07) 'Can anyone hear that picture?' (B)これは新しいタイプの共感覚が発見されたという報告で、具体的にはスクリーンセーバーの動的なパターンを見て音を聞き取る事ができる人…
いわゆる脳科学の範疇に入るニュースは常に可成りの頻度で出現している。その研究方法やアプローチは様々で多彩といえるが、一般人にはその意義が分かりかねるのも多い。しかし脳の研究というと誰もが興味を持って当然というところがあり、その意味で一般人…
環境問題とエコロジーとは、いろんな意味で宗教と科学の出会う場所であると思う。出会い方にもいろいろある。闘争の場になったり、一方が他方を従えたり、利用したりということもあるし、もちろん対等な友達になることもある。もちろんここで宗教と言っても…
7月24日に起きた岩手沿岸北部を震源とする地震は地下100キロのプレート内部で起きた地震で、活断層型とは違う発生メカニズムとされており、被害が少なかったために名前が付けられず、各ニュースサイトの科学欄でもあまり取り上げられていないが、例によって…
このブログはニュースサイトのサイエンス欄から、科学上の発見をテーマとする記事をリストアップしたホームページと連携する形で一昨年末から初めた。科学ニュースの内容も日英米各紙によって個性がある。とくにニューヨークタイムズの科学欄は記事の多さと…
多くの人々にとって特に切実でもないが、結構よく知られ、興味深く思われている生物学上あるいは生理学上の問題がある。盲腸と虫垂の機能がそれだ。虫垂炎にかかる人が多いからかということもあり、虫垂が何のために存在しているのかが分かっていないという…
今回の岩手・宮城地震を分析する幾つかの国内記事で、前回触れたような、中国四川省地震で表面化した問題と全く同じ問題が今回の地域の地震予測においても存在していたことが明らかになったようだ。 つまり、特定の断層、この場合は活断層単独の調査結果から…
科学ニュースとしての四川大地震関連の記事は読売と朝日で何度も繰り返し報道されている。読売はこれまでも、国内の地震が起きたときには頻繁に科学ニュースで取り上げており、今回も異なったソースからの解説が日をおいて多数報道されている。朝日でも数回…
毎日多彩な発見のニュースが相次ぐ中、一般人ないし素人にとって、切実であると同時に無条件で面白いものはどうしても生物学、生理学や心理学なども含んだ、広い意味での生物学の話題になってしまう。(08/05/13) Sloth's lazy image 'a myth' (BBCニュース) …
BBCニュースとニューヨークタイムズではそれぞれ、最近の今後10年に向けての気温予想に対する紹介とコメントを合わせた記事を掲載している。(08/05/01) Next decade 'may see no warming' (B) http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/7376301.stm (08/05…
温暖化が今後も続くにせよ、続かないにせよ、あるいは寒冷化するにしても、代替エネルギー開発の必要性については長期的に、異論の余地がない。 代替エネルギー関連のニュースで興味深く思われたものが幾つかある。初めはちょっと古くなるが、2月末のニュー…
このブログとウェブサイトを始めたのは一昨年末だったが、最初の頃から多数ある温暖化関連記事の中にも一定の頻度で煤をはじめとする大気汚染物質の温暖化と異常気象への影響に着目した記事が出現しており、そういう記事は着目すべきものに思われた。特に昨…
(08/03/18) East and West Part Ways in Test of Facial Expressions (N) http://www.nytimes.com/2008/03/18/health/18face.html?ref=science前回同様、これもニューヨークタイムズの記事。March issue of The Journal of Personality and Social Psycholog…
(08/03/11) The Claim: Identical Twins Have Identical DNA (N) http://www.nytimes.com/2008/03/11/health/11real.html?ref=scienceこの記事は11日付けで公開されているから、既に1週間以上、経過している。ニュースソースの雑誌はMarch issue of The Amer…
前回、二つの記事、すなわち日本、毎日新聞の、 (08/01/04) 東大調査:がん患者300人に死生観問う ケア環境を再考 (m) http://mainichi.jp/select/science/news/20080104k0000m040081000c.html とアメリカ、NYタイムズの昨年の記事、 (07/09/18) Insights…
昨年末を含め、多忙のため2ヶ月近く期間が開いてしまった。 もう一月以上経ってしまったが、毎日新聞サイトの次の記事: (08/01/04) 東大調査:がん患者300人に死生観問う ケア環境を再考 (m) http://mainichi.jp/select/science/news/20080104k0000m0400…