「『顔の表情』テスト結果、東西で分かれる」という心理学実験結果
(08/03/18) East and West Part Ways in Test of Facial Expressions (N)
http://www.nytimes.com/2008/03/18/health/18face.html?ref=science
前回同様、これもニューヨークタイムズの記事。March issue of The Journal of Personality and Social Psychologyに発表去れたTakahiko Masuda, an assistant professor of psychology at the University of Alberta in Canadaの主導による研究。日本人と西洋人(具体的には何国人か書かれていないが、カナダ在住の人たちなのだろうか)とを比較対照した、カナダにおける日本人と思われる研究者の研究で、これもニューヨークタイムズで取り上げられているのに、日本の三紙に取り上げられていないのは残念に思う。科学欄しか見ていないので他の欄で取り上げられているかもしれないが。
特定の人物の表情を読み取り、判断する際に、日本人は周囲の人物の表情にも気を配り、参考にする傾向があるということを、非常にわかりやすく説得力のある実験で説明している。少しも意外な結果ではないが、わかりやすい実験で結果が明瞭に現れ、興味深い。もう少し詳しく、と掲載誌の本文を読んで見たいと思わせる。