2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧
『視空間』とされるものは、それ自体は文字どおり空虚な空間であって物質ではないのはもちろん、その中に成立する像そのものでもない。しかしそれには厳然として上下・前後・左右の三つの方向軸で表される方向を持っている。それに対して物体、それも個体で…
岩波理化学辞典には「像(image)」の項目で実像と虚像の区別が定義されている。それによれば「光学系を通過した光線が実際に像点を通過する場合」が実像で、「光線を逆向きに延長したものが像点を通る場合には虚像という」、とされている。ウィキペディアに…
『視空間』とされるものは、それ自体は文字どおり空虚な空間であって物質ではないのはもちろん、その中に成立する像そのものでもない。しかしそれには厳然として上下・前後・左右の三つの方向軸で表される方向を持っている。それに対して物体、それも個体で…
岩波理化学辞典には「像(image)」の項目で実像と虚像の区別が定義されている。それによれば「光学系を通過した光線が実際に像点を通過する場合」が実像で、「光線を逆向きに延長したものが像点を通る場合には虚像という」、とされている。ウィキペディアに…
ブログ『意味の周辺』に掲載した記事2本を合わせてこちらに再録します。今回の2つの記事を「鏡像の意味論・番外編」としたわけは、ひとつは「虚像」、もう一つは「上下・前後・左右の概念」という単に鏡像の問題であることを超えた問題を抽出した形で扱っ…
【今回の要点】 視空間は、各自の眼球内に物理的に結像する実像に対応する。換言すると実像に基づいて同時的に成立する虚像空間であり、異方的な知覚空間である。 鏡像認知空間は、記憶された虚像(鏡像としての虚像および直視像としての虚像)をその中で移…
ブログ『意味の周辺』に、昨日、更新した記事をそのまま転載します。結果的に一応、これまでの鏡像問題記事すべての簡単なまとめ、あるいは簡単な結論のような形になったようです。