ブログ『意味の周辺』に2回に分けて上記記事を続けて掲載しましたので、ここに併せて掲載します。この二つの記事はかなり密接に繋がっていますので、最初の方から併せ読むことでさらに良くご理解いただけるのではないかと思います。なお、最初の記事は『座標系』『方向軸』との違いについて論じていますが、書き洩らした重要な要素に気付きましたので、ここで予め付記しておくことにします。
● 方向軸はヒトが知覚する方向感に基づいていますが、座標軸の方は感覚に由来する知覚とは関係ないもので、いわば思考空間で思考するための思考の産物です。ということは、方向軸はある意味、感覚に基づく実在性を持っていますが、座標軸にはそのような実在性は想定できないことです。
以下、二つの記事を続けてそのまま採録します。