ペットオーナーに関する対照的な2つの記事
BBCニュースの記事
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/6279701.stm
では犬を飼うことの効果、特に猫等の他の動物に比較しての、健康に及ぼす好結果について特に新しい話ではないが、幾つかの研究を総括した結果として報道している。しかし1月2日のNYタイムズの記事
http://www.nytimes.com/2007/01/02/science/02find.html?ref=science
では、研究方法にずれがあるけれども、今回のBBCニュースの記事を前提として書かれたような、対照的な報告がされている。こちらはフィンランドの研究で、約21000人の研究対象の中でペットオーナーはより病気がちであり、血圧も高く、潰瘍をもち、鬱の傾向も強いとしている。しかし同時にフィンランドではペットオーナーは相対的に所得、教育程度が低く年齢層も高い場合が多いからだろうともしている。
いずれにしろ、こういう研究は比較できるように、分かりやすい形で発表してもらいたいものである。
だだ、少なくともペット飼育の効果は医学的というよりも心理的、社会的な面で考えた方がよさそうで、余り医学的効果と直結させる必要も無いのかもしれない。