植物ホルモン
今月19日、20日には国内3紙に植物ホルモンの一つ、花成ホルモンが発見されたとの記事が報道された。3紙の中ではアサヒコムが速く、内容も詳しかった。
*「花咲かじいさんの灰」を特定 日、独の研究グループ:http://www.asahi.com/science/update/0419/TKY200704190110.html
内容は詳しかったが、例によってこの見出しの表現は、どうかと思わせる。「花咲かじいさん」を出すにしても、もっと的確で気の利いた表現がありそうなものだし、日、独のグループというと共同研究のように思えるが、記事を読むと別個の研究らしく見える。ともかくこの記事ではフロリゲンという名前とそれが旧ソ連のチャイラヒンという名前の学者によって提唱されていたことなどがかかれており、そちらのほうにも興味が持たれた。
ウィキペディアでフロリゲンを調べてみると、日本語版、英語版も同じ程度の分量で、また多少異なった内容で幾分詳しい情報が得られる。もちろん基礎知識がないから今回の各社の記事を含め、総合的にどのように理解してよいのか分からないが、個人的には面白そうで興味のもたれる領域のように思われた。
なお、ウィキペディアと毎日の記事では「花成ホルモン」という名前が用いられ、アサヒとよみうりでは「開花ホルモン」という名称が使用され、更によみうりの見出しでは「開花成長ホルモン」と書かれている。この違いが少々気になる。