地球科学
このブログとウェブサイトを始めたのは一昨年末だったが、最初の頃から多数ある温暖化関連記事の中にも一定の頻度で煤をはじめとする大気汚染物質の温暖化と異常気象への影響に着目した記事が出現しており、そういう記事は着目すべきものに思われた。特に昨…
相変わらず科学ニュースの中での多数を占める生物学方面の興味深い記事をもっと多く読み、考えてみたいと思っているけれども、そうこうしている間にも気候変化関連の記事も更新され続け、その傾向も単に温暖化を示すとされる現象を伝えるのではなく温暖化の…
07/10/27) 海面温度上昇、インド洋と太平洋の同時発生予測に成功 (Y) http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20071027i105.htm (07/10/25) ラニーニャ現象:約半年前に予測 海洋機構が確立、長期予報の精度向上に期待 (m) http://mainichi.jp/select/scienc…
その後の温暖化記事で、ある程度温暖化のメカニズムにまで関った内容のものでは、次の二つの記事がある。 (07/10/02) Arctic Melt Unnerves the Experts (N) http://www.nytimes.com/2007/10/02/science/earth/02arct.html?_r=1&ref=science&oref=slogin (07…
BBCニュースで地球温暖化のメカニズムに関わる湿地のメタンに関する記事が出ている。 (07/09/20) Bog helps build climate insights (B) http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/7003668.stm これはイギリスの鉄道工事で露出した5千5百万年前の湿地の調…
(07/08/23) 氷期・間氷期:地球の公転・自転が影響 東北大など、南極の氷で実証 (msn毎日) http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20070823ddm003040098000c.htmlこの記事を見てすぐに思い出すのは「世紀末の気象」で取上げられていた南極ボス…
前回まで根本順吉著「世紀末の気象」と最近数ヶ月の温暖化関連ニュースとの比較読みをした結果、一応個人的には温暖化のメカニズムに関する問題は決着したように思われた。積読状態にあったこの本を引っ張り出してきたきっかけは、今年初め頃IPCCの報告が世…
(前回より継続) 地球温暖化の要因については他にも色々挙げられている。『世紀末の気象』では、第一要因として太陽活動が主因とされ、空気中の水蒸気量、メタン、CO2量とともに氷河、氷床、雪原等の後退その他が正のフィードバック要因とされている。ただし…
(前回よりの続き) 『世紀末の気象』において、上記のような過去の温暖記におけるCO2およびメタンの増加が気候変化に追随して起こり、その逆ではないとしている根拠は、大気中のCO2増加の原因が他に考えられないからとしている。先の北極海堆積物調査に関して…
(前回よりの続き) これらの調査研究は何れも地質時代過去の温暖期の地質あるいは氷質の調査であるといえる。グリーンランドの氷の調査では氷の底の方は45万年〜80万年前となっているのに対し、北極海での調査では、北半球の氷原ができ始めたのはこれまでは…
昨年末、このブログとウェブサイトとを始めた頃、特にBBCニュースサイトでは大攻勢とも言えるほど温暖化関連の記事が集中し、とても全てに目を通す余裕はなかった。しかし最近になって温暖化関連の記事も多少落ち着きを見せ、当方も多少はウェブサイトとブロ…
数ある地球温暖化関連のニュースの中で12日のニューヨークタイムズの記事――(07/06/12) Warming in the Arctic? Blame the Snow. The Dirty Snow, That Is. http://www.nytimes.com/2007/06/12/science/12obse1.html?ref=science―― は特に注目すべきニュース…
(07/04/27) Mouse brain simulated on computer (BBC) http://news.bbc.co.uk/2/hi/technology/6600965.stmBlueGene L というスーパーコンピューターを使ってネズミの大脳皮質の半分をシミュレートしたというニュース。大脳皮質をシミュレートするというの…
このブログはすべての科学分野に関して素人の立場で(実際それが事実なので)、またソースに関しても専門誌にはアクセスすることなく、日米英の5つの新聞サイトに限定してウォッチすることにしてきた。それでもやはり時間的にも、能力的にも多くのニュースに…
ニューヨークタイムズ10日の記事 Scientists Project How Dust Affects the Martian Climate http://www.nytimes.com/2007/04/10/science/10obse3.html?ref=scienceウェブサイトに載せた要約を再録すると: Nature に報告された Lori K. Fenton of NASA’s Am…
温暖化問題や野生動植物の問題に関する記事、特に最近の英米の記事で特に目に付くようになった表現は「温暖化との闘い」という表現である。温暖化自体は、その原因はともあれ、自然現象であり、温暖化との闘いはすなわち自然との闘いということになる。しか…
このブログは昨年ウェブサイトとセットで計画し、昨年末から始めた。もともとどれだけのことが出来るか、予測もつかないままに始めたことでもあるが、それでも出来るだけ継続が可能になるようにニュースソースを日英米5つのサイトに絞り、内容的には新発見に…
アメリカ National Academy of Sciences のProceedingsの記事として、BBCニュースと読売オンラインにアジアの大気汚染と最近の異常気象との関連に関する調査が報道されている。 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070308i203.htm http://news.bbc.co.…
BBCニュースと読売オンラインとでそれぞれイギリスと日本の、今冬の平均気温データが発表された。それによると日本全国平均では1889年に観測を開始して以来、1949年と並び、最も暖かい冬であったとのことであり、イギリスでも同様に観測至上2番目であった。…
International Polar Yearというのはどう訳すのだろうと思ってウェブ検索を掛けてみると、国際極年という直訳が定訳らしい事が分かった。BBCニュースとNYタイムズに、この国際極年が始まるという内容で同じ日に記事が出た。2年間のイベントで今回が初めてと…
特に今月の初め、温暖化に関する国連の報告書が発表されるまで、地球温暖化関連の科学ニュースは日英米のニュースサイト全てで立て続けに報道されていたが、英米特にBBCニュースでのその量の多さはすごいといてもよい程だった。その何れもが現在の温暖化が人…
中国における、蛇による地震予知研究のニュースが昨年29日のBBCニュースに一週間遅れでアサヒコムに掲載された。日本は地震国であるだけに、かなり詳しく紹介されている。 http://www.asahi.com/science/news/TKY200701050089.html
BBCニュースの記事で、中国における研究として蛇による地震予知の研究が紹介されていた。 http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/6215991.stm 記事によると5日も前に予知できたというのであるから、もしも本当なら十分に実用になる筈である。しかし蛇は…